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しばし一服、そして一言

先回の予告、ルイ十二世について『マキァヴェッリ事典』から拾うとの作業はもう少し先延ばしとしよう。インターネット経由で、"LOUIS XII"というペーパーバック本を見つけて入手したのでそれを記しておく。著者はFrederic J. Baumgartner、出版元はSt.Martin's PressNew York, USA, 1996だ。本をめくると、英字がだいぶ小さい。序のそれも最初のところにルイ王に捧げられた「人民の父 Father of the People」なる称号があるのに、ルイ十一世とフランシス一世の間に挟まって、つまり中世が終わってルネサンス宗教改革と流れる激動の時代における目立たぬ王として扱われるようだ。フランス語の文献情報があるのに続いて、グイッチャルディーニ Guicciardiniマキャベリと同時代のフィレンツェ政府の外交官)の『イタリア史』でも触れられている、とあるから何だまずはこちらから読んでみるのがいいじゃないか、というわけでグイッチャルディーニ 『イタリア史』からのルイ十二世像と先回から持ち越しの『マキァヴェッリ事典』の解説の取りまとめは気が向いたときの宿題としておこう。

 あと一つ。実はルイ十二世と勘違いしていたのだが、マキャベリ『戦争の技術』第一巻で自前の徴兵制度の創設を老傭兵隊長ファブリツィオに仮託して語らせていた箇所があったと思う、そこでは「フランスの徴兵制度とは違う」とあったはずで、その時代のフランス王はシャルル七世であった、よってこちらのシャルル七世の軍事制度がどんなものであったかも当たってみたいと思っている。こちらのシャルル七世の徴兵制度には「居丈高な」という形容詞がついていたと記憶している、イタリア語原語は何だったかなぁ、presuntuoso???もっと簡単な言い方だったように思う。探すのが面倒くさいから今日はおしまい、では。

 

2019_0301